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学級での「子どもオネスティフォーラム」の要領


学級での子どもオネスティフォーラムの要領


1.はじめに
 子どもたちのコミュニケーション能力が低下していると危惧する声がよく聞かれます。ニートやひきこもりの一因になっていると指摘する専門家もおります。最近の子どもたちは遊びを通してコミュニケーションをする機会がかなり減少しているため、友人同士でもお互いの気持ちを述べあったり、意見を言い合ったりする機会が減り、自分の気持ちを上手に表現することが出来なくなってしまっています。
 
自分の気持ちを表現すること、相手の意見を聞くこと、さらにお互いに違う意見を交換することは、自分を否定することでも相手を否定することでもなく、またけんかをするということでもありません。
 この「子どもオネスティフォーラム」は、コミュニケーションを実践するプログラムです。
 最初は、なかなかうまく出来ないかもしれません。しかし、他の人とは違う自分の意見を発言する機会を多く持つことで、子どもたち同士で意見の交換をしながら、子どもたちが、一緒に高めあえる感触をもってもらえれば、このプログラムの目的を半ば達したと言うことができるでしょう。
 このプログラムを通して、自分の気持ちや考えを伝えるときに、相手の立場に立って表現することや、相手が言おうとしている考えをくみ取る配慮の大切さを、子どもたちはきっと感じてくれるものと思っています。

2.ねらい
・グループ活動を通して、学級内での仲間同士のコミュニケーションを促進する。
・問題について、自らリサーチを行い、アプローチし、発表するプロセスを経験する。
・自分とは違う考えに耳を傾け、お互いを尊重しつつ意見を交換することを経験する。
・社会や地域の問題に関心をむける。

3.テーマ
  2006年テーマ 「ごみの減量化」 (別ページ参照)

4.指導プログラム詳細
  別ページを参照ください

5.実施するにあたっての先生方へのお願い
リサーチについては、問題に対して自ら考えアプローチしていった努力を評価してください。
提案をまとめるプロセスにおいて、何の検討もなく、一人のアイデアにまとまってしまうことのないようにしてください。グループ内でのメンバー同士の意見のやりとりが活発になされて、子どもたちが試行錯誤することを大切にしてください。ひとつにまとめられなければ複合的な提案も問題ありません。
・発表の仕方については、提案とその理由、理由を裏付けるリサーチ結果などを意識して準備させるように指導してください。
・同様に、発表するときの言葉の使い方、分かりやすい表現を意識させてください。
・相手グループとの意見のやりとりについては、自分の意見の押しつけや相手グループの攻撃に終始することのないよう、相手の意見を尊重しつつ、自分の意見を言えるように指導してください。
発言をする子どもたちをまず評価してあげてください。子どもは些細と思われる相手からの反論や批判に過度に反応してしまうこともありますので、意見交換時の進行には十分気をつけて対応してください。

6.リサーチについて
・経済産業省のホームページにて一般生活者や子ども向けのパンフレットが入手可能です。( http://www.meti.go.jp/policy/recycle/main/data/pamphlet/index.html
・環境省のホームページに、子どものページがあります。こちらで知りたい情報のリンク先などが掲載されています。( http://www.env.go.jp/kids/
(財)日本環境協会こども環境相談室では、調べたい内容などについて相談に載ってくれます。( http://www.jeas.or.jp/activ/edu_01_00.html
・各自治体については、それぞれ問い合わせください。
・子どもたちには、地域の人たちや家族などの人々の意識のアンケート調査や、地域の実情を体感できるよう屋外でのリサーチ活動をできる範囲で行ってください。

7.その他
・協力・サポート
 NPO法人ベターライフ・スタイル他協力NPOでは、このプログラムを採用していただいた学校、学級やその他の団体の方々に、スタッフや関係者によるサポート・協力を行っています。それぞれのクラスなどの特徴に沿って、柔軟に対応していただけます。

・地域での開催
 同じ地域で複数の参加グループがある場合は、地域での「子どもオネスティフォーラム」の開催が可能です。大人たちを一般オブザーバーにして、子どもたからの地域社会のための具体的な提案に大人たちが真摯に耳を傾けるものです。
 一般オブザーバーの投票などによって、実施してみたい提案や独創的な提案などにそれぞれ各賞を設定することができます。
 会場の設置や公募などについては、NPOが各地域の自治体や自治会などと連携して行うことができます。
 (参考:地域社会との循環ページ内の図)

全国大会への参加
 学校や学級、その他団体などで実施したフォーラムの提案内容をもって、ぜひ全国大会にもチャレンジしてください。学級代表でも有志でも結構です。また、全国大会ではそれぞれ賞が設定されていますので、チャレンジした成果を得ることも可能です。
 応募は、募集要項をご覧ください。皆さんのご参加をお待ちしています。

8.参考文献
 ・「子どもの社会力」(門脇厚司著 岩波新書)
 ・「議論のレッスン」「論理表現のレッスン」(福澤一吉著 生活人新書)
 ・「学級の人間関係を育てるグループ・アプローチ」(相馬誠一編著 学事出版)
 ・「イラスト版 ロジカル・コミュニケーション」(つくば言語技術教育研究所編 合同出版)
 ・「論理的に考える力を引き出す」(三森ゆりか著 一声社)
 ・「こどものための論理トレーニング・プリント」(三森ゆりか著 PHP研究所)



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子どもオネスティフォーラムの2006年のテーマ


子どもオネスティフォーラムの2006年のテーマ


 ごみが増えて、これ自体が環境問題になっているというのはみんな知っているよね。たとえば一人一人の出しているゴミの量は、毎日1キログラムもあるようです。
 今、ゴミを減らすために、みんながいろいろなことを始めています。
そこで、このゴミを減らすための活動について、皆さんに考えてもらいたいのです。

小学生のみんなへ
1.おうちや学校や地域では、ごみを減らすためにどんなことをしていますか?

2.住んでいる地域では、ごみは減っていますか、それとも増えていますか?調べてみましょう。

3.ごみをもっと減らすために、どんな活動や行動が必要ですか?住んでいる地域や学校で取り組めることを提案してください。

中高生の皆さんへ
  ごみを減らすために3R政策を国は展開しています。Reduce(ゴミを減らす)、Reuse(繰り返し使う)、Recycle(再生利用する)という3つのRからなっています。

1.現在、ごみは減っているのでしょうか、それとも増えているのでしょうか?ごみの減っている理由、増えている理由はなんでしょう。事例を挙げながら考えてください。

2.実際にごみを減らす活動をしている市区町村や企業の活動はどんなものがあるでしょう。なぜそのような取り組みができるようになったのでしょうか。それでどの程度の効果があるでしょうか。または、取り組みが遅れているのは、どんなところでしょう。どうして取り組みが遅れているのでしょう。事例を挙げながら、意見をまとめてください。

3.どうしたら、消費者、企業、自治体それぞれが一緒になって積極的に取り組むようになるでしょうか。自分たちの地域で実際に取り組んで欲しいことを提案してください。また取り組むとどういう効果があがっていくのかイメージしてみてください。



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 問い合わせ先

 特定非営利活動法人 ベターライフ・スタイル

 〒151-0053 東京都渋谷区代々木2-23-1ニューステートメナー860 TEL/FAX 03-5372-0262


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