オネスティ制度が求められる背景と子どもオネスティフォーラムの役割
【オネスティ制度が求められる背景】
姉歯建築士による耐震偽装問題、ライブドアショック、少しさかのぼれば、カネボウの粉飾決算から三菱自動車の欠陥隠蔽問題まで、嘘や不正によって利益を得ようとする会社が後を絶ちません。昨年話題になったアスベスト問題は、業界の保護や、消費者への低コストを優先した結果、国レベルでも問題が放置され、結果として深刻な健康被害が出てきています。
以前までのわたしたち大人は、残念ながら社会の様々な問題に、主体的な姿勢で取り組んでいかなかったように思います。しかし、これからの日本は、より自己判断と自己責任が求められる時代に変化していっています。このような社会では、悪いことには「NO」と言い、主体的に行動することが要求されているように思います。今後はさらに、自分たちの身は自分たちで守り、わたしたち市民が、主体的に取り組んでいかねばならない時代になっていくものと思われます。
【子どもオネスティフォーラムの果たす役割】
1.表現する力、相手の意見を理解する力
「子どもオネスティフォーラム」では、ディスカッションという方式を採用しているため、自分の意見や考えを表現することだけでなく、相手の意見に耳を傾けること、そして相手がどのような立場で話されているかを考える機会を得ることができます。
また他人に自分の意見をわかってもらえるよう、表現を工夫することも必要になります。このようにして相手の立場に立ったコミュニケーション能力が高められるでしょう。
2.時事・社会問題を主体的に考える力
今、新聞やテレビで取り上げられるさまざまな問題に対して、自分たちの国や生活に関することとして、その問題に主体的に取り組む姿勢が生まれます。
さらに、経済効率のため、誰かの利益優先のためにその場しのぎで先送りされている問題と接する機会を持ち、どのような点が問題になっているかを理解し、取り組んでいけるスタンスを養うことで、将来を担う子どもたちの糧となるでしょう。
3.モラルや誠実な心(オネスティ)の理解
嘘や偽装で消費者をだまして利益を得ることは決して許される物ではありませんが、最近の殺伐とした世相においては、それは企業にだけでなく、私たち一人一人にも求められているといえます。
この「子どもオネスティフォーラム」では、問題の本質に直面していく過程において、子どもたちにそのオネスティの精神を感じてもらえると考えます。また、子どもたちからの問題に対する指摘や提言を受けて、わたしたち大人もオネスティの精神を再認識させられるでしょう。
4.大人社会への提言
「子どもオネスティフォーラム」は、これからの日本を背負う子どもたちに、小さい頃から時事問題や社会問題に関心を持つ機会を作り、批判的精神を養っていくために企画されたものです。
しかしこれは子どもたちだけのための企画ではありません。
もう一度大人が、子どもたちの声に真摯に耳を傾け、もう一度子どもたちと一緒に、私たちの社会を見直してみませんか? ・・「大人社会にもの申す」
オネスティ制度とは?
オネスティ企業に登録した企業や団体から、商品やサービスなどについての不利益情報を積極的に開示してもらい、一般の会員が製品やサービスを自分の価値観や基準で選択できるためのNPO法人ベターライフ・スタイルが創案推進している制度。オネスティ企業として登録した企業や団体のサービスにオネスティマークをつけてもらい、差別化を図る。なお、企業のディスクローズは主にインターネットの「オネスティ広場」で行われ、一般会員からの製品やサービスに対する質問や意見も掲載され、活発な意見交換の場が提供されている。 |